2008年02月29日

旅に出るまで B

今から約2年前。中途入社したばかりの私が、3ヶ月遅れて入社した彼女の教育係をまかされたことが、そもそもの発端だ。最初の頃は、私と彼女はそれほど仲は悪くなかった。その頃、彼女の過去について尋ねたら、気軽に教えてくれた。10年近く某金融機関で働いていた後、退職。その後はだいたい2、3年おきに仕事を辞め、半年ほど休んでは別の職場を探すというパターンで生活していたという。

前の数々の職場の退職の理由を尋ねると「ほとんど人間関係で辞めた」と答えた。見たところこんなに普通の女性が、どうして人間関係で悩んだりするのだろうと、その時は不思議に思ったものだ。だが、現実を自分自身が、嫌というほど体験羽目になったのだから、皮肉な話だ。


ある時、彼女を強い調子で叱ったことがあった。最初の頃のTはモノ覚えがそれほどよく無かった。そこで、同じミスを繰り返した彼女に
「これ、さっきも私注意しませんでしたっけ?」
と、強い調子で叱ったことがあった。

「はあ?そんな説明受けてません!」
と彼女は私の言い方にムカついたように即座に反論したが、先述の説明を繰り返したら、ブスっとふてくされる。そして何も言わずに仕事を続行した。その彼女の不貞腐れた様子に、私は反省して
(年上の方相手に、あの言い方、少し厳しかったかな?)
と思った。

その日の仕事が終わってすぐに
「さっきの注意は、少し語調が厳しかったようです。大変失礼しました」
と彼女に謝罪した。それを聞いた彼女はプイと横を向いて、それっきり。

それ以来だったな、彼女は私を無視するようになった。私に用がある時は、他の社員経由で話す。私が話しかけても一切無視する。
posted by DaoJian at 03:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅に出るまで | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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